世銀への挑戦―落ちこぼれが人生をかけてー

自然災害の脆弱性と発展途上国の貧困に関して研究する国立大学院生(24)が主としてどのような日々を過ごしているかをまとめたブログ

自分が国際開発にこだわる理由

 おはこんばんちは。

 本日は「自分が国際開発にこだわる理由」について、生い立ちも含めて書いていこうと思う。

 そもそも国際開発とは、「(基本的には開発途上地域における)開発に関連して生起する諸問題の解決を目指す学際的な学問領域である。」と自分の師匠の本(詳しくは、『国際開発学入門』勁草書房、2009)に記されている。

 すなわち、開発途上地域の諸問題は数多くある。貧困、不平等、汚職、食料安全保障の問題、教育などほんとに多くある。しかし、その中で自分のテーマを決めることは容易なようで実は難しいと考えています

 なぜなら、国際開発学とはその学際的ゆえに自分の専門性にとらわれず学ぶ必要があるためになかなか専門性をつけることが難しい。加えて言うと、修士レベルの国際開発学はあまり問題解決に結びつかないのでは?」というのが自分の正直思うところである。そのため、国際開発の業界では修士2つ、いわゆるダブルマスターがざらに存在する。

 また、この点に関して言うならば自分は「国際開発」の学位に加えて、「経済学」の修士を取得することを検討している。この理由には、自分の現在の研究手法(定量かつ実証)が影響していますが、「経済学」の修士を取得することで理論的な研究を行えるようにするという自分の1つの狙いもある。

 また、もう一つの理由は留学に関しての準備という意味合いも込めている。ご存知の方もいるかと思うが、海外(特にここではアメリカの経済学の大学院博士後期課程を意味する)では最初の2年間はコースワークという「ミクロ、マクロ、計量経済学」の3つの科目を徹底的にやらされる。

 ここで成績がまずいと強制送還という悲運な末路が待っている。その末路が意味するところはいうまでもなく、博士後期課程には行けないことを意味している。基本的に、日本の博士課程は修論の成績がよければ合格することが多い。しかし、海外ではコアであるコースワークの成績が良くないと、まず博士課程まで進学することができない。

 そのため、日本の多くの経済学徒はまず大阪大学神戸大学東京大学一橋大学という一流大学の経済学の修士を取得したうえで進学する人が多い。また、海外ではアカデミックなバックグラウンドがないとそもそも受験資格が与えられないところが少なくない。そのため、修士(経済学)をとる価値は大いにあると考えています。

 

 さて話を戻そう。僕は現在修士2年(半年修了伸ばしました。)で順調(?)に行って2019年9月に修了を迎えることになりそうです。その後は、どうするかは未定です。ただ、現在考えているのはとある大学で半年研究生をして論文を1報出すことと前述のコアをしっかり勉強することを予定しています。その後は、2年間経済の大学院に行くか、1年間で修士を取り終えることのできる英国で学びたいなと考えております。

 いずれにせよ、自分は経済学の博士、厳密にいうならば海外での博士なのでPh.D.を取りたいと考えています目的は仕事に就くために学位が必要なためです。ちなみに、自分は研究者にはなるつもりは(当面)ありません。自分にとって、学位はエビデンスでしかなく、そのエビデンスを海外に貢献することを自分は第一に考えています。

  ではなぜ自分は「国際開発にこだわっているのか」。それは、自分は「人の役に立つ仕事がしたい」という信念を持っているからです。おそらく、これは自分の過去に由来していると自分は考えています。

 というのも、自分は幼少期に母親を亡くしています。当時の記憶はないですが、無心に小学校のころから医者になりたいと言っていたことを鮮明に覚えています。その後に、祖母を亡くしたときも「医者になりたい」といっていました。祖母を亡くしたときは、自分は高校3年生で、当時自分は文系を選択していたために医学部からは遠い立ち位置にいました。また、理数系が壊滅的にできなかった(今も経済数学には苦しんでいますが)のであきらめてしまいました。

 また、おそらく自分が「人の役に立つ仕事をしたい」と思う第2の理由には、自分が昔いじめられていたこともあり、自殺を考えていたこともありました。しかし、母のことを思うと死ねませんでした。こういう過去があるからか、自分は「承認欲求が強い」と、よく言われます。しかし、博士(Ph.D.)をとることはおそらく自分の中では、ここでいうような「承認欲求」と関係はないと思いたいです。(こればかりは自分の心に向き合わないと答えは出ないと考えています。)

 そして、泥沼の人生から這い上がってきている今現在幸運なことに文系の自分が「人の役に立つ仕事」ということで国際開発の仕事を見つけました。これは、おそらく自分の中では転職だと考えています。なぜなら、自分は現在いる大学の留学生と話すことが大好きだからです。たぶん、これが自分の生きがいですね、同期の日本人には排除されているので。

 しかし、私は知っています。「成功する人はみな孤独」だということを。

 ではではまたsee you next time. よければコメントお願いします。また、国際機関、国際開発、経済学などの勉強の相談にも乗ります。(恋愛相談以外、特に文系の大学院進学について)。良ければ気軽に連絡してきてください。困っている人の力になるために、今日も自分は前を向いて、一生懸命、悔いなく生きていきます。

 

 今日の名言「成功とは成功するまで決してあきらめないこと」 

 「行動は必ずしも幸福をもたらすものではない、けれど成功している者の多くは行動している」